2023/04/15 10:47

フルコンタクト空手が世に出るまでは、「空手は一撃必殺だから、直接相手を殴ったりしたら死人が続出するぞ」と言われていたらしいです。ですが、蓋を開けて見ると、死人はでず、一撃で相手を倒すことも叶いませんでした。
Rings,パンクラスが始まった頃、ヘビー級の選手が薄いグローブで殴り合ったら死人が出ると、掌底のみの打撃が認められました。
UFCが始まった頃、空手やボクシングなどと、柔道・柔術が戦った場合、「柔道・柔術は、相手に組みつかなければ、相手を倒せないので、打撃系格闘技に叶うわけない」と言われていましたが、いざ蓋を開けてみると、グレーシー柔術や・レスリングのタックルを捌けず、UFC中期まではグラップリング格闘技の天下でした。
MMAが始まった頃、「こんな薄いグローブで殴り合ったら死人が続出するぞ」と言われていましたが、死人は続出しませんでした。死人は続出しませんでしたが、人間の画面で弱い、目の周辺への怪我が続出しました(いわゆる”眼窩底骨折”ですね)
RIZINなど総合格闘技が始まった頃、「こんな薄いグローブで殴り合ったら、怪我人が続出するぞ」と言われていました。ですが、選手とは大したもので、顎の骨を折られても闘志は衰えず、レフェリーが止めない限り試合は続きそうなケースもありました。(朝倉海vs佐々木憂流迦 戦は衝撃でした)
そして、今や、喧嘩自慢の素人が(The outsidersやブレイキングダウンで)、オープンフィンガーグローブで殴り合っています。
相手を戦闘不能にするには”相手の心を折る”か”蹴りなどで相手の意識を飛ばす”か”レフェリーストップ”あるいは”チョークなどのタップ”で試合の中で勝ちをもぎ取るのパターンに集約されるように思います。
さて、それが当たり前としてきた、空手の稽古、、、、”突きは脇の下、、あるいは、腰から出す”、”肩は回す or 腰も回す”など、それが当たり前と疑われてこなかったけいこ、数値を測ってみたら、むしろ競技化、近代化に先鋭化された、ボクシングの方が理にかなっていることが明らかになった場合、伝統武術はそのあり方が変わっていくのでしょうか????