2023/03/22 17:53
こんにちわ、久しぶりのオーナーです。
みなさん、空手の理念であり究極の目標って何を思い浮かべますか?
「空手に先手なし」を思い浮かべる方もいるかと思いますが、私はなんといっても「一撃必殺」ですね。
この一撃必殺の起源を調べて見ると、剣術の薬丸自顕流に行き着きます。
詳しくはググっていただければより詳しく解説してあるサイトがあるので、それを参考にしていただくとして
「初撃に全てを賭けて打ち込む」という理念が空手の「一撃必殺」に色こく反映しているようです。
上記は、薩摩・自顕流のものですが、ニの太刀を考えず、初撃に全てを賭けて真剣で切り込んで来たとしたら、この上ない恐怖でしょうね。
さて、真剣はその一撃が当たれば、相手を一刀の元に切り捨てることは容易いと思いますが、果たして素手をベースとした
格闘術に「一撃」で相手を倒すことは可能なのでしょうか?
(ここで言うところの一撃とは、顔への一撃ではなく、顔以外の箇所への一撃です)
この言葉が一人歩きして、果たせもしない理念を標榜して「一撃必殺」を追い求めているのかと、「一撃必殺」を言い出した誰かさんを勝手に恨んだこともあります。
超能力で空中浮遊を目指したり、隠れたものを透視したりと、出来もしないことを追い求めているとしたら
その人の人生と、それに割いた時間は「とほほ」としか言いようがありませんよね。
自分が十分に修練を積んでも、相手もそれに相当する修練を積んでいたとしたら、そんなことは不可能でしょう。
いくら空手の威力を増して、エイ!エイ!と気合を入れても、時代が時代、当時の剣士の境地には至れないでしょう。
つまり相手を一撃の元にどうこうするのが目的でなく、自分の拳を磨き上げること、それに尽きるのかな。。。と思うのであります。
みなさんは「一撃必殺」についてどう考えますか????
